西遊記を観る

最近、月9で「西遊記」やってますね。今までに何度かドラマ化されましたが、どんなにスタッフが力を入れても結局は「堺正章西遊記が一番面白い」という結果になってしまう事が目に見えているのが悲しいところです。それにしても、夏目雅子三蔵法師を演じて以来、三蔵の役は女優が演じるという暗黙のルールが出来てしまったようです。その影響で三蔵法師が女だと思っている人って日本に結構いそうな気がします。
あのてのドラマを観ると、勝手にキャスティングを考えてしまったりします。例えば、猪八戒沙悟浄(沙悟浄だけ漢字変換できないや。なんで?)は中尾彬江守徹とか。この二人の絡みのシーンは全部アドリブでやってもらいます。三蔵法師はあの時代にインドまで行ってしまったという、そのロマンティストっぷりというか馬鹿っぷりがいかにも男っぽいので、やはり男優の方が良いと思います。いかにもダメ男っぽい人が良いです。奥田瑛二とかどうでしょう。ダメ男を守る役は男性より女性の方が良いので孫悟空伊東美咲にします。「危険なアネキ」より危険です。考えたら「危険なアネキ」の森山未來伊東美咲の関係は三蔵と悟空の関係に近いような気がします(と言ってもこのドラマ2回くらいしか観てないんだけど)。漫画家の黒田硫黄は「西遊記を読む」という作品の中で三蔵を男に、悟空を女に描いています。三蔵と悟空。二人の関係を考えた場合、どちらが女でどちらが男の方がしっくりくるでしょう。まぁ、ビジュアルの問題と言ってしまえばそれまでですが。