世界は踊る されど進まず

TBSの報道番組で「なぜ今、格闘技が人気なのか?」という短い特集をやっていて、その中で街頭インタビューをしていた。自分としては、むしろこっちが質問したいくらいだ。どうやってマスコミが格闘技をここまで流行らせたのか。流行の中心にいるのは国民ではない。マスコミである。ただ踊らされているだけの国民に向かって「どうして格闘技が流行っているのですか?」という質問をするのは、どっかのイカレタ宗教団体の教祖が信者に向かって「何でこの宗教に入ったんですか?」ってインタビューするようなものだろう。そんな茶番を公共の電波で流すってのは更に信者を増やしたいのか、それとも一連の亀田興毅騒動に対する言い訳か。「だって皆が喜ぶから…」。これでは高校野球を主宰している朝日新聞の言い訳と同レベルである。
最近、「子どもを叱れない親」や「子どもを車に置き去りにしてパチンコに行く(育児放棄する)親」の問題をマスコミが取り上げ、色々と偉そうな事を言っているが、前述したようなバカ騒ぎだけして(金の勘定だけして)、ろくに政治家を批判できないようなマスコミは、例えるなら「ワガママし放題のバカ息子を放り出して、パチンコ屋で一喜一憂している親」だろう。もしくは「巨神兵」に例える事もできる。腐ってやがる…。