精神分析的見解?

某地方紙に精神科医である香山リカ高校野球に関するコメントが載っていた。書いている内容に異論は無かった。しかし、サッカー・ワールドカップに関して批判めいた事を言っていた人にしては何とも浅はかである。スポーツのあらゆる大会で、問題の無いものは存在しない。サッカー・ワールドカップもまた然りである。しかし、高校野球が抱える問題はレベルが違う。なぜなら、高校野球というのは存在そのものが否定されるべきものだからだ。詳細は省くけれども、高校野球というのは「児童ポルノ」と同じだと思っている。香山リカがかつてほざいていた「プチ・ナショナリズム」なんか問題にならないほどの大問題イベントなのだ。別に彼女は高校野球を礼讃していたわけではないが、新聞紙上に高校野球に関する(大会を批判するものではない普通の)コメントを寄せる事は、当然(本人の意図とは関係なく)大会を認めた事に繋がってしまうのだ(しかも、精神科医という権威のある者として)。彼女の意見には面白いと思えるものもあるのだけれど、頼むからスポーツとか映画とか、文化・芸術に関する事には口を挟まないで欲しい。精神科医社会心理学者は違うのだから。色々なジャンルの人がコメントを寄せるってのは大事な事だし、「専門家は専門の事だけ語っていろ」なんて馬鹿な事は言わないけれども、サブカルチャーが専門で(正確には「精神医学」が専門の筈なんだけど(笑)スポーツド素人の彼女が(スポーツジャーナリストを差し置いて)コメントを寄せるってのは異常だし、彼女はもっと有名精神科医という(権威がある故に慎重になるべき)自らの立場をわきまえるべきだろう。何にでも出たがりーのミーハーリカちゃんのメディア露出が減る事をただ祈るばかりだ。