耐え難きを耐え忍び難きを忍び

心理学はもう信用しない事にした。メディアにこれだけ心理学者が出ている今の状況は異常である。しかも、そのほとんどが「どーでも良い事」や「意味不明の事」や「明らかに間違っている事」を喋っている。そもそも「心理学」という名前がいけない。「心理学」は「サイコロジー」で良いし、心理学者は「さいころじすと〜(byドラえもん」とでも名乗れば良い。少なくとも、「学問」って言うほどのものではない。バイパス手術が得意な外科医は「バイパス学者」なんて名乗らないし、釣が得意な人は「釣学者」なんて名乗らないし、お笑い芸人は「お笑い学者」なんて名乗らないし、喫茶店のマスターは「珈琲学者」なんて名乗らない。フロイトは天才だと思うし、現場の「さいころじすと〜(byドラえもん」は立派だと思うけど(笑、「心理学者」や「精神科医」の社会的地位がやたらと高いってのはやっぱり異常だ。「心理学者」は胡散臭いし(本来はそれが魅力なんだけど)、「精神科医」なんてただの医者やんけ(笑。まぁ、テレビで社会を語っちゃうのは良いとしても、全ての人間を心理学的に説明するなんて不可能だと思います。そもそも人間は身体と頭(理性・知性)と心で出来ているのに、どうして(最も抽象的で存在自体が曖昧な)心ばかりが注目されるのだろう。
心理学はなんだか「アポロ計画」の様だ。「アポロ計画」は確かに意義のある事だったが、今は行なわれていない。なぜなら、もう月に行く必要は無いからである。そして何より、大事なことは「月に行く事」ではなく、「宇宙開発」だからである。確かに、「月に行こう!」だとか「心の謎を解き明かそう!」といった言葉は魅力的だが、地味だけどもっと大事な事を忘れてはいけない筈だ。「心」と「人間」とどっちが大事なのか。答えは一目瞭然である。
日本人は昔から、理性や知性よりも感情を重視してきた。最近の心理学ブームの裏にはそういった事情もあるのかもしれないが、「感情重視」では日本はいつまでたっても外交下手なままだろう。アメリカの「理性の暴走」を止める為にも、中国や韓国と互角にやり合う為にも、心だけではなく理性(知性)にも目を向ける必要がある。先の戦争を繰り返さない為にも。今日は終戦(敗戦)記念日ですね。